多角的視点で売上を上げる方法|視点を変えるとビジネスが成長する

多角的視点で売上を上げる方法|視点を変えるとビジネスが成長する

 

多角的視点とは、ひとつの物事を複数の視点で分析する見方のことである。

 

殆どの会社の売上は、昔から存在する商品やサービスの付加価値の変化(進化)によって生み出されているが、そうした変化を生み出すには多角的視点が不可欠になる。

 

この記事では、多角的視点で売上を上げる方法について、詳しく解説する。

 

 

多角的視点とは?

 

多角的視点とは、ひとつの物事・事象・対象等を複数の視点で分析する見方や思考のことである。

 

ひとつの対象を相対的に分析する相対比較(メリット・デメリット等)も多角的視点の範疇に入るが、多角的視点は複雑化した物事等をシンプルに分解する、或いは、本質をあぶり出す効果がある。

 

また、多角的視点で分析するほど、視野や考え方が広がるので、今まで気が付かなかった、或いは、今まで見えなかった景色やアイデアが浮かぶようになる。

 

殆どの会社の売上は、昔から存在する商品やサービスの付加価値の変化(進化)によって生み出されているが、そうした変化(進化)を生み出す方法として、多角的視点は大いに役立つ。

 

 

多角的視点で売上を上げる方法

 

多角的視点で売上を上げる方法は簡単である。

 

世の中に既に存在する商品やサービスを多角的視点で見つめ直し、視点をズラしながら付加価値を再定義・再発掘し、新商品を開発・投入するだけで新たな売上を作ることができる。

 

多角的視点で売上を上げる方法の具体例をいくつか挙げる。

 

肌着に機能性を再定義したユニクロ、フィットネスにダイエットを再定義したライザップは、多角的視点で付加価値を再定義し、新たな売上を増やした。

 

イギリスの作曲家のグスターヴ・ホルストの管弦楽組曲第4楽章「木星」を編曲した平原綾香の大ヒットデビュー曲「ジュピター」は、多角的視点で楽曲の付加価値を再発掘し、新たな売上を増やした。

 

また、クラシック音楽をジャズやポップス等に編曲、或いは、昔の曲を今風に編曲する手法も多角的視点で付加価値を再定義・再発掘し、新たな売上を増やす典型例になる。

 

素材(食材)に含まれる健康成分や健康機能に着目して様々な機能性素材(食品)やサプリメントを開発する手法も、多角的視点で付加価値を再定義・再発掘し、新たな売上を増やす典型例になる。

 

 

視点を変えると売上(ビジネス)が成長する

 

新たな売上(ビジネス)を作る方法を大別すると「便乗型・補完型・創造型」の3種類の型がある。

 

便乗型は集客力のある施設やエリアの需要に便乗するビジネス、補完型は既存ビジネスでは対応しきれていない弱点を補うビジネス、創造型は未だ世の中に存在しない商品等を提供するビジネスになるが、この中で最もビジネスの創出が簡単な分野は「補完型」になる。

 

補完型ビジネスは創出が簡単で、なお且つ、収益が安定しやすいメリットがあり、さらに、既存ビジネスが源泉になるので、多角的視点を活用するほど、沢山のビジネスアイデアが浮かんでくる。

 

例えば、自社の既存商品や顧客、或いは、経営資源を多角的視点で分析すれば、売上拡大のヒントや派生ビジネスのアイデアが見つかる。また、市場(種々の小売店・コンビニ・メディア等々)を多角的視点で見渡せば、必ず売上拡大のヒントが見つかる。

 

視点(見方・思考含む)を変えるだけで、新たな売上(ビジネス)を増やすことは誰にでもでき、多角的視点を活用するほど会社の成長は加速する。