成長する人と成長しない人の差は、日頃の生き方・在り方にある。
成長する人の特徴は、素直、謙虚、前向き、プラス思考、など等、沢山あるが、成長する人には共通する特徴がある。
この記事では、成長する人に共通するたった一つの特徴、並びに、伸びる人財の生き方・在り方について、詳しく解説する。
成長する人に共通するたった一つの特徴は「やる気が高い」ということだ。
やる気は成長の源泉になり、やる気が高いほど、成長のスピードが加速する。
それでは、やる気のある人の特徴は一体何か。社員のやる気を人事評価の基準にしている会社は殆どないので、明確に答えられないかも知れないが、答えは簡単である。
やる気のある人の特徴は、心が豊か、プラス思考、変化への耐性が強い、自己依存(自分に原因がある)、自己奮起(自分を奮起させる)、自己責任(他人のせいにしない)、自己評価(陰で自己努力できる)などである。
簡単にいえば「素直で、謙虚で、前向きな人」がやる気に満ちた人財であり、成長する人の典型ということになる。
成長する人は例外なくやる気に満ち溢れている。
素直で謙虚で前向きなので、やる気のある人に課題を与えると「はい分かりました。やってみます!!!」という元気の良い返事がすぐに返ってくる。
「でも、しかし、それって、、、」など等の否定的な言動はなく、言われたことに誠実にトライする。
何もやらないうちから諦めるようなことはせず、障害があっても乗り越えようと努力する。決して、他人のせいにするようなことはせず、誰も見ていないところでも努力する。
心が明るく、プラス思考で、変化への耐性が強いので、どんどん進化し、月日が経つほどに成長する。
まさに、やる気は成長の源泉になるが、こうした、やる気の高い人財は会社の宝であり、会社の成長をけん引する強力なエンジンになる。
しかも、エネルギー源が自己内にあるので、素晴らしくエコで、極めて高い生産性を発揮する。
さらに、やる気の高い人財の成長スピードは極めて早く、たとえ少数でも、掛け算の効果で、考えられないほど大きな成果を生み出す。
成長しない人の特徴は、すべてにおいて成長する人の真逆になる。
やる気がなく、卑屈で、傲慢で、後ろ向きである…。与えられた課題を批判する。障害が見つかると投げ出す。うまく行かないと他人のせいにし、他人が評価することしかやらない。
心が貧しく、マイナス思考で、変化への耐性が弱いので、進化することなく、月日が経つほどに周囲から後れをとる。
やる気の低い人材は会社の足を引っぱる存在になる。しかも、エネルギー源が自己外にあるので、周囲のエネルギーを恐ろしく消費する。
やる気のない人材は、たとえ少数でも、引き算の効果で、考えられないほど生産性に悪影響を及ぼす。そして、やる気が低下するほど、周囲の衰退(退化)を加速させる。
成長しない人を成長させるには、組織全体のやる気を高めることが絶対条件になる。
なぜなら、組織全体のやる気さえ高めれば、人も、会社も、勝手に成長するからだ。
そして、会社においては、社長のやる気が社員のやる気を高め、会社の生産性をけん引するので、社長自身のやる気を高める努力が欠かせない。
つまり、社長が率先して、素直に、謙虚に、前向きに生きることが、成長しない人を成長させる確かな方法になる。