中小企業の業績低迷は未然に防げる

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会社の業績が低迷する原因と対策

会社の業績が低迷する原因と対策

 

中小企業の業績が低迷する原因はさまざまあるが、ある日突然、会社の業績が低迷することはない。

 

会社の業績が低迷する原因には、必ず予兆がある。

 

当然ながら、経営者が業績低迷の予兆を見逃すと、ずるずると会社の業績が低迷していき、復活のきっかけが掴めないまま、衰退の一途を辿る場合もあり得る。

 

会社の業績低迷を未然に防ぐには、業績低迷の予兆を捉え、適宜、対策を打つことが大切だ。

 

なお、中小企業の業績低迷は「経営課題の見落とし」を無意識レベルで繰り返していることが大きな原因として考えられる。

 

わたしの経験上、中小企業の業績低迷の根本原因は、「経営課題の見落とし」に集約される。

 

この根本原因をしっかり抑えている限り、会社の業績が低迷することは、そうそう起こらない。

 

それでは、経営課題の見落としを意識化するには、どのような点に注意して経営を采配すればいいのだろうか?

 

注意すべき点、つまり、中小企業の業績が低迷する直接的な原因の代表例を3つ紹介しよう。

 

☑会社の経営力低下

 

☑組織力の低下

 

☑お家騒動

 

それぞれの業績低迷の原因と対策を理解することが、業績低迷の予兆を見逃さない秘訣となる。

 

順を追って、解説していこう。

 

 

業績低迷の原因「会社の経営力低下」

 

会社の経営力低下とは、端的にいって、勘に頼った会社経営に陥ることである。

 

例えば、経営活動の結果が表れている会社の数字を無視した会社経営などは、勘に頼った経営の最たる例である。

 

経営活動の良し悪しを客観的事実に照らし合わせて検証することなく突き進んでいれば、何れ失敗を犯し、業績が低迷することは容易に想像ができるだろう。

 

また、経営力が低下すると、業績把握力も薄弱になり、業績を正しく捉えることができなくなる。

 

こうなると、解決すべき業績課題や将来課題を簡単に見逃してしまうことになる。

 

日頃から業績を把握していなくても、経営者の勘が冴えている、或いは、取引先に恵まれて販売が安定している内は経営が傾くことはないだろう。

 

しかしながら、ひとたび経営者の勘が鈍ったり、或いは、販売が減少傾向に転じた途端に、歯車が狂ったように一気に業績が低迷してしまう。

 

当然ながら、一度狂った歯車を修正することは至難の業だ。

 

業績低迷に転じる中小企業の多くは、このパターンで衰退の一途を辿っている。

 

心して注意してほしいと思う。

 

なお、勘に頼った会社経営から脱却するための有効な対策に「予算管理」がある。

 

予算管理とは、売上から営業利益までの全ての損益項目の将来推移を予測して、事前に損益計画を立てる経営管理手法のひとつだ。

 

予算計画と実績のモニタリングを継続すると、経営戦略や収支計画の修正が自然と働くので、業績低迷の未然防止に役立つ。

 

さらに、会社の経営力も一段と高めてくれる。

 

⇒⇒おススメ記事「中小企業に適した予算の作成方法」はこちら

 

 

業績低迷の原因「組織力の低下」

 

中小企業の組織力低下は、経営者、若しくは、中間管理職の能力不足から端を発することが多い。

 

例えば、

 

☑隠ぺい体質

 

☑指示系統が不明瞭

 

☑お客様の声が会社に届かない

 

☑社員の声が経営に反映されない

 

☑部門間・部門内の情報共有や協力体制がない

 

などなどの組織の問題は、すべて経営者と中間管理職の能力不足からくる問題であって、社員に落ち度はない。

 

例えば、経営者と中間管理職の能力不足から組織力が低下すると、仕事の効率が低下したり、提供している商品の品質が低下したり、業績低迷に繋がる要因が広範囲にわたって広がり始める。

 

能力のない中間管理職の下で働く社員は不幸である。

 

能力がないにも関わらず、中間管理職の役職を担わされる人も不幸である。

 

そして双方の不幸が、最終的に会社の不幸に繋がる。

 

経営者が、中間管理職の能力不足を見逃してしまうと、不幸の連鎖を生み出し、会社の業績が低迷するきっかけを作ってしまう。

 

組織が良好に機能しているか否か、経営者は日ごろから注視する必要があるのだ。

 

中小企業に限らず、すべての会社において、組織力が低下すると、業績は簡単に低迷する。

 

 

業績低迷の原因「お家騒動」

 

中小企業のお家騒動は一番厄介である。

 

お家騒動に巻き込まれる社員はたまったものではない。

 

例えば、両親が株主かつ会長で、子供が二人兄弟で、兄が社長、弟が専務という構成の中小企業があったとする。

 

会長と社長は会社経営に関与せず専ら道楽ばかりで、弟の専務が実質ひとりで会社経営を行っていて、ある日、会長が株式の100%を兄の社長にすべて譲ると一方的に決めたとする。

 

この決定に納得のいかない弟の専務は会社を去る決断をした。

 

人望の厚かった弟の専務を追いかけるように優秀な社員も後を追った。

 

まもなく会社の業績は低迷の一途を辿った、、、。

 

架空の話ではあるが似た話は実際にあり、親子や兄弟で仲違いして会社の経営がめちゃくちゃになった中小企業は少なくない。

 

これでは何のために会社を創業し、代々経営してきたのか分からない。

 

中小企業のお家騒動は経営者の欲得で会社と社員を不幸に巻き込む典型的なパターンである。

 

例えば、下記チェック項目に1つでも該当する項目がある場合はお家騒動が勃発する可能性がある。

☑オーナーと経営者が不仲(親子間に問題がある)

 

☑経営陣に派閥がある

 

☑経営者に愛人がいる

 

☑経営者と社員が対立している

 

☑経営者が2/3以上の株式を保有していない

 

☑経営者の行き過ぎた公私混同が放置されている

 

☑経営者の行き過ぎたワンマン経営が放置されている

 

経営者は創業の精神に立ち返り、損得を超えた視点で経営判断を行うことが大切だ。

 

また、経営者自身が、お客様と社員の幸せを考えられないのであれば、会社の業績が上向くことはないといっても過言ではない。

 

 

業績が低迷する予兆の捉え方とは?

 

中小企業の業績が低迷する予兆は必ずある。

 

例えば、経営力が低下すると、原価や経費の管理に甘さが出始め利益水準が低下してくる。

 

組織力が低下すると、営業効率や内部統制が低下するので、収入が減り、支出が増えるといった変化が業績に表れてくる。

 

お家騒動の場合は、経営者の接待交際費や役員報酬が上がっていき、社員との報酬バランスが崩れていく。

 

挙げたらキリがないが、中小企業の業績低迷の予兆は至るところに表れる。

 

そして、業績低迷の予兆は、全て会社の数字に表れる。

 

会社の数字を無視した経営が怖いという云われは、ここにあるのだ。

 

➡NEXT「会社の安定経営を実現する秘訣」へ

 

 

 

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