
良い仕事を選べば、社員のモチベーションは自然と上がる。
良い仕事を選ぶ基準は簡単で、単純に良いお客様を選ぶだけで良い。
例えば、
誠実に付き合える、
対等に評価し合える、
お互いに成長できる、
双方の強みを発揮できる、
社会に大きなインパクトを残せる、
会社と社員のチャレンジの場となる、等
尊敬できるお客様との仕事は、社員のモチベーションの源泉となり、仕事のたびに社員満足度と顧客満足度の両方が向上する。
良いお客様を選び続けるには、
全社員がプロフェッショナルの自覚を持って仕事を遂行し、会社の強みを一所懸命研鑽する必要があるが、社長が先頭に立って経営資源の最適化を推進すれば、自ずと環境は整う。
そして、良いお客様とのご縁が深くなるほど、経済に翻弄されない経営基盤が整い、未来が安定する。

良い仕事が選べない時の対処について、解説する。
何らかの理由があって、対等ではない下請け仕事、採算割れの赤字仕事、強みが発揮できない仕事など、マイナスの要素を含む仕事を引き受ける場合は、その理由を社員に伝えることが大切だ。
政治的、交換条件、新規開拓、恩返し等、
理由をちゃんと伝えれば、マイナスを理由に手を抜いたり、その仕事を後回しにしたりする社員は居なくなる。
逆に、意味のないマイナスの仕事を惰性で受けているのであれば、その仕事は会社と社員の成長に貢献しないだけでなく、社員のモチベーションを低下させる原因になるので、縮小することをお薦めする。
特に、採算割れの赤字仕事は、止めた途端に利益が拡大するので、一刻も早く手放すことを検討した方が良いだろう。

社員がワクワクする仕事を創ることも大切だ。
社員のモチベーションは、ワクワクする仕事が増えれば自然と高まる。
ワクワクしながらする仕事は楽しいものだ。社員の仕事人生が面白くなるだけではなく、お客様の喜びも大きくなる。企業の新陳代謝もどんどん進み、繁栄のスピードも加速する。
社員に対して経営者目線や経営の心得を語るよりも、イノベーションの種になるワクワクするような仕事をたくさん創ることの方が大切だ。
例えば、
出る杭は伸ばす、
欠点より長所を見る、
とにかく、まずはやってみる、
失敗を成功のプロセスと捉える、
得意なことだけを一所懸命させる、
商品やサービス、お客様のことを深掘りする、
新しいノウハウやテクノロジーを楽しく取り入れる、等
社員が驚き、感動し、ワクワク楽しめる仕事が増えれば、社員は高いモチベーションを持って日々の仕事に向き合い、大きな成果を出してくれる。
皆さまもどうか、良い仕事とワクワクする仕事をたくさん増やして、よきチームワークで楽しく前向きに事業を拡大頂ければと思う。
(この記事は2023年9月に執筆掲載しました)